この書は、バサラの主宰者「バサラ・アキ」によるものです。

彼女の打ち鳴らす太鼓は、縮こまった己や社会を打ち破るパワーを秘めていました。

残念な事に1997年秋、彼女は亡くなりました。

現在残されたメンバーが彼女に負けないくらいの思いを太鼓にぶつけています。

あき…
夏至の日
あなたが太鼓を打ったとき
そのバチは
わたしの私の魂を打ち
わたしのなかの
ねむっていたところを
あたため、燃やしたのよ

だからわたしは
「打つ」に世界に飛びこんだ
あたらしい感情
あたらしい挑戦だった

そして突然の
ドーン！　ドーン！
きのうのことのようにも思えるし
10年前のことのようにも思える
今でもわたしはたずねているの
どうしてなんだろう、と

あなたのものに引き寄せられて
幸運だった　わたしたち
　　そのエネルギーを分かっち
　　その怒りを感じを
　　がんこさを見聞きし
　　強さを尊敬した
わたしたちは　ここで
あなたの太鼓を打ってゆく
その音は
わたしたちのなかを
流れている

Aki.....
Summer soltice.
As your batchi struck the taiko,
It too struck my soul.
Warmed and ignited a place inside me,
A place that had been dormant.

And so I leapt into the beating world,
Each beat
A new emotion
A new challenge.

Then suddenly—
BOOM! BOOM!
It feels like yesterday.
It feels like 10 years.
Still I ask:
How can it be?

The gathered ones,
The lucky ones,
We here who,
      shared your energy,
      felt your anger
      witnessed your stubborness,
      admired your strength,
We here who knew you.
We carry your beat.
It flows through us.